洗剤は「使うもの」ではなく「必要なときだけ使うもの」です。
水洗い・手作業・柔らかい道具で落ちる汚れがほとんどです。洗剤は、それでも落ちない汚れに対して、石材に影響がないと判断できた場合のみ補助的に使います。
高圧洗浄や研磨、強い薬剤に頼らず、墓石を傷つけないことを最優先にしています。
OK・NGを一覧で確認する
- 墓石専用の中性洗剤
- 薄めた中性洗剤(食器用など)
- 成分が穏やかな石材用クリーナー
- 酸性洗剤
- 強アルカリ洗剤
- 漂白剤・塩素系洗剤
- クレンザー・研磨剤入り洗剤
- メラミンスポンジ
OK詳細:使えるものと注意点
御影石・花崗岩系に対して最も安全な選択肢です。石材店や専門業者でも推奨されています。ただし「墓石用」と書いてあっても万能ではなく、使う前に小さな範囲でテストするのが基本です。
「中性」表示のものを、水1Lに数滴程度に薄めて使う分には比較的安全です。濃く使うのは避け、必ず目立たない部分で試してから。大理石系の墓石には使わないのが無難です。
「石材用」と書いてあっても酸性・強アルカリのものがあります。pH・対象石材・用途を必ず確認して、全面に使う前に必ず小範囲でテストしてください。
NG詳細:なぜダメなのか
水垢に効くイメージがありますが、石材表面・艶・コーティングを傷める可能性があります。大理石系は酸に特に弱く、変色・劣化の原因になります。
油汚れ・カビに強そうに見えますが、石材やコーティングへのリスクがあります。強アルカリ性は表面の劣化・艶消し・変色につながる可能性があります。
石材の変色・シミ・劣化リスクがあります。「カビが生えているから」という理由で使いたくなりますが、墓石には使わないでください。
表面を物理的に削ってしまうため、墓石の艶・コーティング・文字まわりを傷めます。見た目がきれいになっても、石は確実に削れています。
細かく削る性質があるため、墓石には避けてください。汚れが落ちるように見えますが、石材店でも推奨されていません。
和ごころの実務ルール
実際の現場ではこの順番で判断しています。
| 優先度 | 使うもの | 対象・理由 |
|---|---|---|
| まず試す | 水洗い・柔らかいブラシ・クロス・樹脂ヘラ | ほとんどの汚れはこれで落ちる |
| 必要な場合のみ | 墓石専用または薄めた中性洗剤 | 小範囲テスト後に使用。補助的な役割 |
| 慎重に判断 | 樹脂製スクレーパー | 水で濡らして滑らせる。角を立てない。コーティングが弱い部分・文字まわりには使わない |
| 使わない | 高圧洗浄・研磨・酸性洗剤・強アルカリ・塩素系・クレンザー・メラミンスポンジ | 石材へのリスクが高いため |
お墓の状態、まずは相談してください。
どんな汚れか、どんな石材かわからなくても大丈夫です。
墓地名と気になる点をお知らせいただければ、ご案内できます。
※作業中はお電話に出られない場合があります
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